今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。
もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろお役立てください!
先週の土日は壱岐対馬でしたが、今回の土日は北陸に行きました。充実しています。
それでは、「売れるヒント」第183号です。
----------------------------------------------------------------------------------
■ドラッグストアのマツモトキヨシに寄りました。
飲料の棚を見てみると、よくコンビニで見ている風景と違います。
マツモトキヨシのMKマークが付いた、PB(プライベートブランド)商品が多くありました。
■上段のエナジードリンクのレッドブルの隣には、2種類のPBエナジードリンクが並んでいます。
また、下段にも、強炭酸水と、ビタミンC1500レモンのPBがありますね。
マツモトキヨシのオリジナル商品の開発力はすごいと思います。
コンビニでいうとセブンイレブンのような感じを受けます。
■ここで感心したのは、PB商品と、NB(ナショナルブランド)商品の陳列です。
上段のエナジードリンクは、NB商品で有名品の「レッドブル」を隣に置いて、比較しています。
これは、レッドブルがエナジードリンクの代表格であり、それを求めて来店する方が多いからかもしれません。
エナジードリンクなら何でもいいという人が少ないということでしょう。
たしかに、PB商品が単独で並んでいても、なかなか購入に結びつかないかもしれません。
逆に、下段の炭酸水の場合は、単独で置いています。
これは、ブランドよりも「炭酸水」という機能を求めて選ぶ人が多いので、比較商品が必要ないという判断かもしれません。
自分自身を考えても、炭酸水は味の違いがほとんど無いので、簡単にPBを選びそうです。
この違いを見て、あくまで想像ですが、考えられている感じがして、なるほど!とヒントを得ました。
■前職で、ドラッグストアを担当していた時、PB商品ばかりを並べている店がありました。
理由は、PB商品の販売ノルマがあり、NB商品を置いているとそちらが売れるので、PB商品だけにして無理やり選ばせるようにした、ということでした。
しかし、そのチェーン店は、客離れを招いたのか、衰退していきました。
それとは違う、PB商品とNB商品のバランスの大切さを感じた、マツモトキヨシのPB商品での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスで、PB商品とNB商品、有名品と無名品、売れ筋品と死に筋品など、様々な種類をどういうバランスで訴求するか、考えてみてはどうでしょうか。それぞれに絶妙なバランスが存在するかもしれません。
----------------------------------------------------------------------------------
それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!